松島基地への旅:石巻泊

石巻での泊まり。

これは連れがクリーンヒットを打ってくれて、石巻市内では一番の「石巻グランドホテル」を予約してくれた。早割りで一人一泊6,800円。私がさかんに泊まっている頃で確か素泊まり9,800円だったので、ずいぶんお得である。もっともホテル自体もその頃からは古くなっていて強気な値段にはできないのかもしれない。

松島基地行きでは泊まりはややこしいところで、震災以前は野蒜にあった「かんぽの宿松島」に泊まっていた。あそこなら一泊二食つき、大きなお風呂つきで確か12,800円くらいだったので。でも、あそこは津波でやられてしまい、それ以降はココというところがなかったので、こんなによい宿に泊まれるのは助かる、とても助かる。特にサイン会騒動で少なくないダメージを受けたカラダではね。

特に、このとき部屋の鏡で見た、いかにも憔悴したオジサンの顔にはいささか動揺した。もうげっそりしているんだもの。

今日使ったカメラのバッテリーを、持参の充電器ですかさずチャージしておいて、「石巻げんき市場」まで繰り出す。ココの2階には「石巻げんき食堂」というのがあるので、そこはカウンターでそれぞれ食べもの飲みものを買うことになっている。これならまずおなかに溜まるものを食べたい私と、基本的に小食で、さらにアルコール飲料の優先される他の仲間ともワリカン負けなしで飲める、食べられるのでちょうどいいや、というところだったのだが、1階でひとしきりみやげものを見て、2階に上がろうとしたら、これが「本日貸切」でやんの。なんだ。がっかり。

駅のほうに戻りながら、何軒か地元のおもしろそうなお店はあったけれど、どこも構えが怖くて、というか、お店のなかがまったく見えないので入る勇気がない。結局過去2年お世話になった「石巻酒場・わたみんち」になだれこむ。ここは何がよいって、突き出しが大変豪華な(当社比)野菜それも露地ものの盛り合わせなのである。本日はきゅうりと蕪とにんじん。これに味噌とマヨネーズが小皿で出てくる。確実に一品で計算できる。さらに、案内してくれたコが非常にカワイかったために、その場で結婚を申し込もうかと思ったが、刺身包丁で解体されかねなかったので思い留まる。

連れに、ゴメン、まず、ワタシ、食べたいので、と断って、本日のおすすめである刺身の盛り合わせについてくる手巻き寿司用の寿司飯と、鶏の半身揚げをほとんどものも言わずにがつがつと食べつくした。お昼が足りなかったのと、サイン会騒ぎでそれほど消耗していた、ということ。この状態ではすぐに酔ってしまうので飲み物はノンアルコールビール

ようやく人間らしい気持ちに戻ってきたので、そこからはジンジャーハイボールと生ビール。特にひさしぶりに飲んだ「るーびー」のうまかったことは筆舌に尽くしがたい。食べてから飲んだのでキモチ悪くなるようなこともなかったし、やはりこういう遠慮のない仲間と飲むのはよい。アルコールがおいしい、酔ってキモチがよいなどというのは数年ぶりのことである。カイシャ関係では先にアルコールでシメに炭水化物、という飲みかたしかさせてもらえない。あんなんじゃいろんな意味で気分が悪くてあたりまえだ。

勘定をして店を出ようというところで、さっきのカワイイ子が「うまい棒」をプレゼントしてくれた。店のなかで、毎年航空祭ごとにきている、という話はしたので、笑顔で来年もきて下さいね、と言ってくれた。うん。くるともさ。というか、キミをお持ち帰りしたいよ。セクハラ発言。

イイキモチでホテルに向かって歩く。明日朝は早いので、ホテルの朝食がせっかくついているが間に合わない。自前の朝食と明日の飲みもの食べものを仕入れるためにファミリーマートへ。あれこれ買い込んで支払いをしようという段でまたびっくり。レジで「マネージャー」の名札をつけていた人が、またすこぶるつきの美人だったから。なんでこんなにカワイかったり美人だったりするんだ。石巻。またしてもその場で結婚を申し込もうかと思ったが遠距離は大変そうだし、ふざけるなというのでおでん鍋に頭から突っ込まれそうだったので思い留まる。でも、ここだけの話、この人は部屋に帰ってからももう一度このファミマに行こうかなと思うくらいキレイだった。

部屋はステキに涼しい。少し肌寒いと感じるほどで、実際連れはそれぞれの部屋で冷房を切ってしまったそうだ。私は貧乏根性なので、暑いときにこうやって部屋を冷やして、フトンかぶって寝るのがゼイタクなんだよね、などと言いながら寝にかかる。しかしこれはいささか「冷えすぎ」だったことが翌日になってからわかる。

隣の部屋で若いらしい人たちが集まって騒いでいたので、壁を鋭く3回叩いたらすぐにお開きにしてくれた。ものわかりのよい人たちでよかった。でも、もし怖い人たちだったら大変なので、次からはそういう場合にはフロントさんに頼もうっと。